日本で一番遠い島々!世界遺産の海・小笠原諸島
独自の進化を遂げた生態系が評価され、2011年に日本で4番目の世界自然遺産として認定された小笠原諸島。
陸の自然もさることながら、明るく濃い青が特徴の「ボニンブルー」の海には、ダイバー憧れの生き物たちが数多く生息。ダイビングの合間にはイルカと泳げて、5~11月頃はマッコウクジラ、12~4月頃はザトウクジラと、イルカ・クジラは年間を通して会うことができます。海の中ではシロワニが有名ですが、イソマグロやギラギラした回遊魚たち、エイの群れ、ウミガメ、日本固有種のユウゼンなども忘れてはいけません。宝箱のような小笠原の海に潜りに行きましょう!
DIVING SPOTSおすすめダイビングスポット
- 閂ロック
南島と父島の間にあるビッグスポット。水深30mの真っ白な砂地にマダラトビエイが舞うほか、秋には多いときで100尾以上のウシバナトビエイが見られることも。砂地から閂(かんぬき)岩と呼ばれる岩がそびえ立ち、周囲をギンガメアジの群れ、イソマグロが取り巻くことがあり圧巻。
- 嫁島・マグロ穴
ケータ列島の南に位置。水深10~16mのドーム内に100尾単位のイソマグロやギンガメアジ、サワラやトビエイも現れる、小笠原屈指の人気スポット。周辺海域や移動中に野生イルカとの遭遇率も高く、ドルフィンスイムもセットで楽しめる。
- バラ沈
父島の代表的な沈船スポットで、チェックダイブにも使われるほど海は穏やか。沈船はバラバラになっているが、それがいい魚礁となっている。中層にはヨスジフエダイ、船体を探せばマクロ生物がいてフォト派にもピッタリ。水深20m付近の根にはキンメモドキやスカシテンジクダイ、キンギョハナダイなどが群れていて美しい。
- ドブ磯
父島周辺でもかなり潮回りのいいスポット。亀裂がたくさん入った根の間にウメイロモドキやカスミアジ、ツムブリ、クマササハナムロなどが群れる。ときにイソマグロの編隊や写真のツバメウオの群れなど、大型回遊魚も狙える。過去にはジンベエザメやマンタ、ハンマーヘッドシャークなど、超大物も出現。
DIVING DATAダイビング情報
SEASONシーズン情報
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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平均気温 | 18〜22℃ | 20〜25℃ | 26〜28℃ | 27〜30℃ | ||||||||
季節 | 冬 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | |||||||
水温 | 20~24℃ | 18~22℃ | 26~28℃ | 26~28℃ | ||||||||
スーツ | 6.5mm、5mm+フードベスト、ドライ | 5mm | 5mm | 5mm+フードベスト、ドライ | ||||||||
生物 | ハンドウイルカ、ハシナガイルカ | |||||||||||
ザトウクジラ | マッコウクジラ | ザトウ | ||||||||||
ユウゼン玉 | ケータベストシーズン | |||||||||||
イソマグロ | ウシハナトビエイ | |||||||||||
シロワニ(父島周辺) | シロワニ(ケータ周辺) | |||||||||||
ヒレナガカンパチ、イソマグロ、ロウニンアジ(母島周辺) | グルクン、ウメイロモドキ群れ(母島周辺) |
DIVING STYLEダイビングスタイル
小笠原はボートダイビングが基本。朝出たら夕方まで戻ってこないので、朝は忘れ物がないように余裕を持って準備しましょう。昼食は船上でとることになりますが、ダイビングサービスによってはお弁当を手配してくれるところも。コンビニ商店やスーパーマーケットなどで購入し持参してもOKです。 ダイビングはドリフトダイビングになることが多いので、フリー潜降や中性浮力などのスキルは必須です。フロートも必ず持参すること。穏やかな場所でアンカーリングして、じっくりフィッシュウオッチングを楽しめるスポットもあるのでまずはガイドに相談してみましょう。 また、ダイビングの合間にイルカやクジラに遭遇したら、ウオッチングタイムスタート。船長の指示に従って楽しみましょう! 「GO」が出たらすぐ泳げるように船上ではウエットスーツを脱がずにいるといいかもしれません(半身くらいにして)。フィン・マスク・スノーケルの3点セットもすぐ着けられるようスタンバイしておきましょう。
おすすめダイビングサービス
ツアー検索
「固有生物の宝庫」世界自然遺産を堪能する!
大陸と陸続きになったことがない海洋島として、独自の生態系を形成しています。その稀有な生態系が評価され、2011年世界自然遺産に登録にされました。独自の自然環境が守られてきた島では多くの固有種、動植物を見ることができます。また「ボニンブルー」と呼ばれる紺碧の海では、年間を通してドルフィンスイムやサンゴを見ながらのシュノーケリングを楽しむことができ、1月から4月を中心にザトウクジラが来るのでホエールウォッチングも楽しむことができます。
ACTIVITIES & SPOTSおすすめアクティビティ&観光スポット
- 大村海岸
二見港のすぐ脇にある、通称「前浜」。観光客や住民の憩いの場であり、更衣室やシャワーなどの設備がそろっているので海水浴にも。繁華街のすぐ近くですが、時期になるとウミガメが産卵にやってきて、それらが孵ると小さなウミガメが一生懸命海に向かう姿が見られることも。写真はウミガメが通った跡。
- 千尋岩(ハートロック)
父島の南側にある絶壁「千尋岩」は、小笠原で人気の絶景スポットの一つです。海側から断面を見ると、赤い岩肌の部分がハートの形に見えることから「ハートロック」とも呼ばれています。 岩へは登ることができますが、頂上への行程は生態系保護地域になっているため、ガイドの同行が必要です。頂上までは高低差約300m、片道約5kmあり、ダイビング後に行く場合は窒素が抜けてから行くようにしてください。ハートを正面から見たい場合は船上から見ることになるので、ダイビング中やツアーなどでリクエストしてみましょう。
- ウェザーステーション展望台
大村の集落から車やバイクで5~10分、徒歩なら30分ほどで行けるウェザーステーション展望台は小笠原の夕陽の名所。日が沈む頃になると、観光客だけでなく島民も集まってきます。夕陽はもちろん、12~5月頃はザトウクジラがブリーチングする姿なども見ることができ、夜には星空も鑑賞できます。晴れた日には母島も見えるので昼間にのんびり海を眺めるのもおすすめです。
- ジニービーチ
大村の集落から車やバイクで5~10分、徒歩なら30分ほどで行けるウェザーステーション展望台は小笠原の夕陽の名所。日が沈む頃になると、観光客だけでなく島民も集まってきます。夕陽はもちろん、12~5月頃はザトウクジラがブリーチングする姿なども見ることができ、夜には星空も鑑賞できます。晴れた日には母島も見えるので昼間にのんびり海を眺めるのもおすすめです。
STAYおすすめの滞在先
- ペンションキャベツビーチ
さわやかなブルーの外観が特徴的な全11室のペンション。二見港や大村地区から近く立地は抜群です。洗濯機や乾燥機もあるので、荷物が減らせて便利です。島の食材を使ったおいしい食事が自慢で、1日2食付きなので食事にも困りません。
- 父島ビューホテル
二見港の目の前で、全8室のコンドミニアム。全室に付いているバルコニーからは、濃いブルーの海と停泊するおがさわら丸が望めて癒されること間違いなし。また、シャワー・トイレが各部屋にあるので他の人を気にすることなく快適に過ごせます。キッチン・冷蔵庫・電子レ
- パパスアイランドリゾート
二見港から徒歩5分の、アーリーアメリカン風の全10室のコテージ。お部屋はツインルーム、ファミリールームの2タイプで幅広いゲストに対応。1日2食付きで島の食材を使用したおしゃれな食事が魅力な上、全室バス・トイレ付きで快適に過ごせます。洗濯機があり、屋根
- ホテルホライズン
扇浦海岸の目の前に立つ、南国らしいオレンジ色の外観が特徴の全14室のリゾートホテル。1日2食付きですが、夕食を外で食べるゲストのために送迎サービスを実施。全室バス・トイレ付きの客室にはセブから取り寄せた家具が配置されくつろぎの空間を作り出しています。
- クラフトイン・ラ・メーフ
母島の静沢地区にある「自然と共生」を謳って造られたペンションです。 吹き抜けのホールで提供される母島伝統料理、そして島の新鮮な食材を使った料理が人気です。
- LeCiel(ルシエル)
母島元地地区にあるプチホテルです。 3部屋のみなのでアットホームで癒しの隠れ家です。 カフェとお土産ショップも併設されています。